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048-737-12062025/08/23
8月も残りわずかになりましたが、まだまだ暑い日は続きますね。
お休みを利用して愛犬とレジャーを楽しむ方も多いと思います。お出かけの際に気をつけていただきたいのが、この時期とくに活動が盛んになる外部寄生虫です。
【ノミ】
昔はイヌノミもよく見られましたが、現在は犬や猫に寄生するのはほぼネコノミです。
寄生すると直ちに吸血を開始し、1~2日ほどで産卵します。
卵は落下して周辺環境に散り、卵→幼虫→さなぎ→成虫と変化します。
季節や環境条件にもよりますが通常1~2週間で成虫になり、卵やさなぎは環境耐性がとても強いため越冬することも可能で、殺滅することはなかなか困難です。
ノミ寄生によって起こる症状は吸血によるかゆみや炎症の他に、ノミの唾液に反応して起こるノミアレルギー性皮膚炎や、ノミが媒介する瓜実条虫感染などが挙げられます。
ノミを見つけた場合、決して潰さないようにしましょう。卵が飛散するおそれがあります。
【マダニ】
草などの先端で動物を待ち、体温や二酸化炭素を検知して寄生します。
十分に吸血(飽血)すると丸く大きく膨らみ、落下して産卵します。
卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニと変化し、幼ダニからは各ステージで動物に寄生して吸血します。
マダニはノミと違って寄生しても動き回らないため一見捕獲しやすそうですが、無理に取ろうとすると皮膚に固定されている口器の先端が残り、炎症やしこりの原因となることがありますので見つけた場合はすぐに病院へお連れください。
マダニが媒介する病気は様々で、バベシア症(主に犬、バベシア原虫が赤血球に寄生し貧血や発熱を起こす)、ヘモプラズマ症(主に猫、ヘモプラズマという細菌が赤血球に寄生し貧血や発熱を起こす)、ライム病(犬に多い、ボレリア属菌の感染により発熱や関節痛、神経症状などを起こす)、SFTS(重症熱性血小板減少症候群、SFTSウイルスに感染することで発熱や消化器症状、血小板や白血球減少などを起こし致死率が高い)などが挙げられます。
ノミダニ駆除剤は、虫が吸血すると殺虫効果が現れる薬剤なので虫そのものを寄せつけないようにすることは難しいですが、ノミやダニが体についてしまった場合、増殖させないようにすることが大切です。特にノミは人間が運ぶことも多く、外出しない子でも感染する可能性は十分にあります。ご帰宅の際、玄関の前で衣類や持ち物を確認するとよいでしょう。
ノミダニ駆除剤にはフィラリア予防なども併せたオールインワンタイプなど、様々な製剤がありますので、いつでもご相談ください。
8月上旬、牛島古川公園にて
満開のひまわり畑は圧巻でした!